かわまりの映画評と創作

読書ルームではノンフィクションと歴史小説を掲載

ひと休み (その2)

さて、今に至るまでわりと急ピッチでノンフィクション「プロメテウス達よ 〜 原子力開発の物語」と歴史小説の「黄昏のエポック」を掲載してまいりました。さぞかし大変だっただろうと思われるかもしれませんが答えは「Yes 」または「No」です。なにしろこの二つの作品の掲載について今のわたしgやっていることといったらUSBメモリーにMSワードの形式で保存した文書をコピーペーストするだけ、手を加えるとしても改行に注意したり稀には誤字脱字を修正するしかないのです。これをお聞きになって「うわー! 著作権侵害行為!」だの「剽窃!」、「盗作」だの叫ばれるのは勝手です。ただ歴史小説の方は約15年前、ノンフィクションの方は10年ちょっと前に最初から最後まで自分の手によって完成させ、今になってようやくまるで他人が書いたものをタダでいただくような楽ちんな掲載をしているといっても元々自分で書いた作品である以上、どう逆立ちしても盗作でも剽窃でもなく、ましてや著作権侵害ではないのです。

 

思えば21世紀に突入し、グローバリゼーションバブルの崩壊した国際都市ニューヨークに住み、勤めていた金融機関系シンクタンクアメリカから撤退した時にどうにかして日本語を書くことと英語を読むことで食べていけないかと以前から関心のあった原子力開発の経緯についての英書や英詩を読み漁ってこの2つの作品と純粋に日本語の作品2作を書き上げ、どうやったら出版してもらうことが可能か考え、またいくつかの徒労に終わっただけの試みを実行した頃、何故か日本語と英語の両方が必要とされる仕事の話しが持ち込まれるようになり、好むと好まざるとにかかわらず、口に糊することが優先となって昨今に至っています。昨今は詳しい経緯は省略しますが、金銭的には比較的余裕があり、今こそ一度は挫折した読んで書いてできたら稼ぐ生活を始めたいと考え、まず自分自身の著作権確保のために今までに書いた四つの作品をアマゾンKDPから電子出版、そして関心を持ってくださる方には無料で読んでいただこうということでハテナブログをお借りして連載を始めました。

 

目下のところ一回あたり2000 〜 2500文字を目安に惜しみながら、かつ楽しみながら掲載している状況ですが一度に大量に掲載しない理由は正にこれを最後にしたくないくもっと書きたいという一念に尽きます。次のテーマなどが決まるまでの時間が欲しいのです。なお、わたしが著述で食べていけるかどうかはこれらの作品のオリジナリティにかかっていると思います。作品中に上付で記されているローマ数字はアマゾンKDPで発表した電子版では出典を意味していてクリックするとそこに飛ぶようになっていますのでアマゾンから有料ダウンロードしてくださった方は是非ご覧ください。もっともそれらの書籍は全て英書なので日本アマゾンから入手できるかどうかは不明です。また本ブログでわたしの作品を読んでくださっている方は書店や図書館で類似の書籍を探して「〇〇氏の著作権を侵害しているぞ!」と糾弾できるようならお願いします。ただ、わたしは執筆期間中を通じてニューヨークで極貧状態にあって日本に一時帰国することも紀伊國屋書店で英書の邦訳を購入することもままならなかったことを考慮してください。ではまた当時のわたしの苦境と苦労を偲びながら楽ちんなコピペ作業に戻ることにします。以上、次に進む前にどうしても皆さまに知っていただきたかったことでした。

(「第六話 若き貴公子」に続きます。)