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【映画ルーム(177) エリン・ブロコビッチ 〜 もう一つの現代版シンデレラ物語?…6点】

【映画ルーム(177) エリン・ブロコビッチ 〜 もう一つの現代版シンデレラ物語?…6点】 平均点:6.92 / 10点(Review 328人)   2000年【米】 上映時間:131分

 

クレジット(配役と製作者)などについては次のURLをご覧ください。 https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?SELECT=23470&TITLE_NO=3305#HIT

 

このブログの内容全ての著作権はかわまりに帰属し、映画タイトルの次、"〜"のすぐ後ろのキャッチコピー、【独り言】と【参考】を除く部分の版権はjtnews.jp に帰属します。平均点とレビューワー数はアップロード時のものです。

 

【あらすじ】

金も仕事も学歴も何もない、にもかかわらず3人の子どもを抱えるシングルマザーのブロコビッチ。勝てるはずの自動車追突事故訴訟でも負けてしまうが、担当の弁護士エド・マスリーを泣き脅し、エドの事務所で職を得る。そこで、ブロコビッチは立ち退き案件の中に興味のある医療記録を見つける。彼女は、単身、調査を始め、大企業が六価クロム汚染を住民に隠し続けている事実を発見する。彼女はエドを説得し、ハイリスク・ハイリターンの公害訴訟にのめり込むが…。実話をもとにした痛快ドラマ。ジュリアの胸っぷりが話題になった。【みんな嫌い】さん

あらすじ執筆者のページ → https://www.jtnews.jp/cgi-bin/revper.cgi?REVPER_NO=22525

 

【かわまりのレビュー】

ジュリア・ロバーツは私の好きな女優さんでここでの演技もうまかったたしストーリーは実話なので文句のつけどころがないのに満点はあげられなません。まずロバーツが演じるパラリーガル(弁護士助手)のエリンがでしゃばりすぎる。アメリカではパラリーガルはれっきとしたプロフェッショナルでそのための専門学校までありますが、あくまでも縁の下の力持ちで弁護士が依頼人と会っている時などはおとなしく速記でもしているだけのはずなんですけれどね・・・。それからエリンが押しかけ就職するところがありますが、履歴書に書くような技術などがない人を法律事務所が採用することはまずありません。でも実在のエリンは採用されたわけで、本当は彼女の行動力を見込んだ採用だったんじゃないでしょうか・・・。法律事務所はすでに大きな訴訟を引き受ける可能性を模索していて、もし勝訴になれば優秀な助手数人分か平凡な助手の十人分の年俸くらいの収入はあるかな・・・なんてソロバンをはじいていたりして・・・。細かいことでけちをつけましたが、事実は小説よりも奇なり、ではなく事実は映画よりもすばらしい話だったかもしれません。

 

10点をつけた方のコメントは単純ズバリと詳細ありの両バージョンを載せておきます。下のURLは全員が掲載されているページです。

1.  さえない女がひょんなことから才能を発揮し、困っている人を助けることにより、成功を収めていく。そこに、ユーモアとお色気がちりばめられている。見ていて楽しく見終わったあとはすがすがしい気持ちになります。そりゃ、ケチをつけたい細かいところはいろいろあるでしょが、映画はこうあるべきだと思い満点とします。追記:2021.03.17にCSで再見し、やっぱり面白く満点としたいと思いました。初回のレビューに書き忘れましたが、改めて、弁護士の味のある演技と被害に苦しむ女性の好演が素晴らしいと思いました。【黒部の太陽】さん [CS・衛星(字幕)] 10点

2.  《ネタバレ》 ストーリーの基本は作中のいくつかの痛快シーンと感動シーンのための下ごしらえととる事が出来ます。この下ごしらえのおかげで痛快・感動シーンがとても際立つ事が出来ています。ここはあえてそのシーンだけを挙げていきたいと思います。このレビューを見た人がそのシーンを観て同じ様に感じてくれたらとても嬉しいです。
<痛快シーン1>
物語中盤でPG&E社の交渉役と思われる3人組とのミーティングでエリン(ジュリア・ロバーツ)が水を飲もうとしたPG&Eの女性の人に「ヒンクリーで採ってきた特別の水ですよ」と言って相手を困らせるシーン。観てるほうとしてはとてもスカッとしました!!
<痛快シーン2>
物語の最後で今まで散々周りを唖然とさせてきたエリンがエドアルバート・フィニー)に逆に唖然とさせられたシーン。オレもこのシーンを観るまではエリンみたいな人が自分の周りに実際いたらいややなと思いましたが、最後のこれでとても親近感を持てました☆

<感動シーン1>
朝早くにジョージ(アーロン・エッカート)が子供達を連れて朝ご飯を買いに行こうと家を出たあと、残ったマシューが机の上のファイルをファイルを見ながら、エリンの仕事を理解してくれたシーン。正直エリンはもっと早く子供に説明してあげたらよかったんじゃないかとも思ったけど、やっと家族が理解しあえた瞬間はほんとに涙を誘いました。
<感動シーン2>
物語のラストの方でエリンがジェンソン夫人に審判の結果を伝えに行くシーン。
ジェンソン夫人の思いがやっと晴れたという感動はもちろんでしたが、今まで理解してもらえなかったジョージにも自分が今までどのような人たちのためにどのようなことをしてきたのかを実際に見てもらい、理解してもらえたことがとてもほほえましく思いました。

以上4つのシーンです。これを見たいがために何回もこの映画を観ました。【TANTO】さん 10点

https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?POINT=11&TITLE_NO=766

なんだかもう一度見たくなりました。

 

底得点をつけた方のコメント(0点と1点をつけた方はいらっしゃいません。母子家庭の母が頑張る話には極端に低い点がつけられないのでしょうか? 「必死になって生活を打ち立てたいと踏ん張る若い母親にしてはジュリア・ロバーツがセクシーすぎる」くらいを期待していたのですが…。

1.  元気になれる映画ってのでなかなかよかったすけど、ストーリーがなんかなめらかでないような...
【しらい】さん 2点

2.あほらしい。出来すぎてる。こんなエロくて図々しいだけの素人雇う法律事務所があるとは・・・。最後はイラッとした。こんなのが実話だってことが気に入らない。【にう】さん [DVD(字幕)] 2点

3.  なんか期待はずれだった。エリンの仕事っぷりはすごいと思ったけど、その分プライベートがボロボロっぽく見えてなんか複雑な気分になった。それに加えて内容以上に良くなかったのはDVDの監督の解説付き未公開シーン。未公開シーンの説明しながら、自分で自分の作品解説するのはいかがなものかなぁ・・・。主題歌はよかった!【稲荷寿司】さん 3点
4.  実録モノなのは分かるが、さしてドラマがない。もっと、味付けが欲しかった。悪い企業に訴訟で勝って、気分爽快とかもないし、元隣人との愛のドラマも中途半端。「学がなく、不作法なやつ=心は優しい」「エリート法律家=冷たい」 こういう少年誌みたいな低脳な単純構造にはげんなり。【椎名みかん】さん [DVD(字幕)] 3点

5.  悪徳企業から金をふんだくる系なら「レインメーカー」の方が断然上かな。主人公は品も礼儀もなく、はっきり言って見ていて不愉快。ヒッピーみたいなオッサンは存在が非常に中途半端。
【東京50km圏道路地図】さん 3点

 

4番の方についてですがエリンを採用する弁護士を演じているアルフレッド・フィニーはわたしが好きな俳優さんです。「ビッグ・フィッシュ」のお父さん役(引退したセールスマン)も温かみのある演技でしたがバリバリのエリート(弁護士、医者、政治家、大学教授)を演じても心が広く温かい人物を演じられる役者だと思います。次のURLは3点をつけたの方(9人)のページです。2点をつけた方は上のお二方だけです。https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?POINT=4&TITLE_NO=766