かわまりの映画評と創作

読書ルームではノンフィクションと歴史小説を掲載

Entries from 2019-11-18 to 1 day

【読書ルーム(98) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜 波濤を超えて 1/3 】 【本文】 グローブスが工場用地のことなどで多忙を極めている間、フェルミと助手の科学者らは昼夜を徹し、二十四時間体制でシカゴ大学の屋内球戯場にウラニウムを埋め込んだ炭素…

【読書ルーム(97) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜軍の関与と計画の拡大 5/5】】 【あらすじ】 グローブス准将は核分裂の惹起と継続、ウラニウムの濃縮、プルトニウムの生産などの過程を先にあり、マンハッタン計画における政府の最終目的であるナチス…

【読書ルーム(96) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜軍の関与と計画の拡大 4/5 】 【本文】 グローブスが思い描いているような工場が稼動を開始した後、全てを統括できる者はやはり科学者でなければならないとグローブスは思いプロジェクトに携わってい…

【読書ルーム(95) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜 軍の関与と計画の拡大 3/5 】 【あらすじ】 巨額の予算を付与されてフェルミをリーダーとする核分裂の連鎖反応惹起のチーム、ローレンスのサイクロトロンとユーリーのガス分離法によるウラニウム23…

【読書ルーム(94) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜軍の関与と計画の拡大 2/5 】 【あらすじ】 グローブス准将はプロジェクトの進捗状況視察の最後の場所となったアメリカ西海岸サンフランシスコ郊外のカリフォルニア大学バークレー校でもウラニウム2…

【読書ルーム(93) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜 軍の関与と計画の拡大 1/5 】 【あらすじ】 マンハッタン計画が拡大し、中心拠点も定まって軍事的性格が一層明確になってきたためアメリカ軍需省は計画の頂点に科学技術に明るい軍人のレズリー・グロ…

【読書ルーム(92) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜 パイロット(水先案内人)の終着地 4/4 】 【あらすじ】 雄大なハドソン湾を越えてニュージャージー州の自宅とニューヨーク市のコロンビア大学の間を行き来する生活はフェルミにとって捨て難かったが、…

【読書ルーム(91) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜 パイロット(水先案内人)の終着地 3/4 】 【あらすじ】 アメリカの参戦は未だアメリカ国籍を取得していなかったフェルミの活動に思わぬ影響を及ぼした。ノーベル賞受賞者でファシズムを嫌ってアメリカ…

【読書ルーム(90) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜 パイロット(水先案内人)の終着地 2/4 】 【あらすじ】 ニューヨークのコロンビア大学でシラード共に核分裂の継続的反応惹起に取り組んでいたフェルミは日本軍による真珠湾攻撃などの戦況の拡大には目…

【読書ルーム(89) プロメテウス達よ- 原子力開発の物語】

【『プロメテウス達よ』第4章 マンハッタン計画 (上) 〜 パイロット(水先案内人)の終着地 1/4 】 【あらすじ】 原子力開発に熱意を燃やす科学者たちの進捗状況の取りまとめ役と政府への報告を担ったコンプトンは1941年12月7日(日本時間8日)、定例の政府機…